B型肝炎ワクチン

B型肝炎とは

B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)の感染で引き起こされます。5歳以上の子供および成人は感染により30〜50%が発症します。黄疸、倦怠感、肝機能の上昇がみられ、重症化すると劇症肝炎となって死に至ることがあります。感染後はB型肝炎抗体が産生されます。潜伏期は90日(60〜150日)といわれています。一方5歳未満の小児および免疫不全の成人で症状がありませんし、抗体ができずに保因者(キャリア)となる場合があります。致死率は1%程度といわれています。 B型肝炎の感染は、血液や体液(精液など)に接触することで感染します。セックスや十分に感染予防が行われていない医療行為でも感染の可能性があります。以下のような状況に注意してください。

  • 感染予防を行っていないセックス
  • 使いまわした注射針や器具による薬剤投与
  • B型肝炎ウイルスのチェックが行われていない輸血や血液製剤の投与
  • ヒトの血液に暴露される可能性のある医療関係(医科、歯科、検査所)施設での仕事
  • 歯科、医科、やいれずみやピアスで血液に汚染された針や器具を用いられた場合
  • 皮膚や粘膜に感染した血液が付着した場合

感染地域

慢性B型肝炎ウイルス感染の有病率が高い国は地図に示してあります。旅行者としてのB型肝炎ウイルスへの感染リスクは低いといわれていますが、中、高感染国で駐在員や長期間の援助に携わる方の感染危険度は高いといわれておりワクチン接種がお勧めです。

B型肝炎ワクチンについて

慢性B型肝炎の有病率が中または高い国への旅行者で、B型肝炎ワクチンを接種したことの無い方は必ず接種してください。

接種回数は、初回、1ヵ月後、6ヵ月後の3回が原則です。

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