ジフテリアワクチン

ジフテリアとは

ジフテリアは人間のみが保菌者となる感染症で、人から人へ口や呼吸の飛沫により感染します。潜伏期間は2〜5日(1〜10日)で上気道の粘膜や皮膚などに感染します。感染後38度以上の発熱、嚥下障害、食欲低下を引き起こします。もっともジフテリアで危険なのは、扁桃腺、咽頭、喉頭、気管粘膜の表面に偽粘膜を2〜3日後に形成することです。これが剥がれると出血をしたり、時には気道閉塞をきたしたりします。呼吸器ジフテリアの死亡率は5〜10%です。

感染地域

ロシア、東ヨーロッパ、中南米、東南アジア、中東の国々で感染が見られています。最近では、ソビエトから独立した国々やハイチで感染が見られています。これらの地域に長期間行かれる方はワクチン接種をお受けください。先進国ではワクチンの接種が行われているために感染は非常に稀です。

予防接種

ジフテリアワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)に含まれています。3種混合ワクチン(DPT)をきちんと接種し、12歳の時に破傷風・ジフテリアワクチン(DT)を受けていれば、20代前半くらいまでは免疫がありますので、それまでは接種は不要です。その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。

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