ポリオワクチン

ポリオとは

ポリオはポリオウイルスの感染により引き起こされる急性の麻痺を主徴とする疾患です。ポリオウイルスは便から口、口から口への経路で感染し、のど、消化管時には中枢神経にまで感染が広がります。感染は全世界に見られ、温暖な地域では夏から秋にかけて流行のピークが見られます。世界中でのポリオ撲滅運動により多くの国々で旅行者のポリオ感染リスクは劇的に低下しましたが、ポリオウイルス(WPV)の流行がアフリカ、東ヨーロッパ、北アジア、南アジアの28カ国で見られています。また、外国では小児の定期接種で3回以上接種していますが、日本では2回接種で、感染予防には必ずしも十分ではありません。特に、昭和50年から52年生まれの人はポリオワクチンの効果が低かったことがわかっていますので、海外旅行と関係なく追加接種を受けるように努めて下さい。

予防接種

日本でも、2012年秋より不活化ワクチンの接種が行われます。ポリオの感染が見られる地域へ赴任の方で、ポリオのワクチン接種履歴が無いか不完全な方、接種の既往がわからない方は不活化ワクチン接種をお受けください。小児で規定の回数〔4回〕の接種が終わっていない場合は、年齢に合わせた接種計画を完了するようにしてください。また、成人の場合は4〜8週間隔で2回、2回目から6〜12ヶ月後に3回目の不活化ポリオワクチン(IPV)を接種してください。 また、規定のポリオワクチンの接種を完了した成人の方も、念のため出発前に不活化ポリオワクチン(IPV)を接種してください。

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