尿酸値が高かったら

尿酸はプリン体の老廃物

尿酸は、細胞の中の核にあって遺伝情報に関係しているDNAやRNAとよばれる核酸や生体のエネルギー物質といわれるATP(アデノシン三リン酸)が分解された最終物質です。ですから人間が生きて新陳代謝をしているかぎりその老廃物として産生され、また食物中に含まれる核酸などが分解されても産生されます。1日の新規産生量は0.6g程度といわれています。産生された尿酸は体内にプールされ、毎日同量の尿酸が尿から出て行って体内の量を一定量以下に保ってます。ですから尿酸の産生が増えたり、排泄が減れば血液中の尿酸の量は増えて尿酸の値が高くなるのです。

尿酸値が増えると…痛風

老廃物である尿酸が増えて7.0mg/dl以上が数年続くと痛風を引き起こすことが多くなります。痛風とは、突然に足の親指の根元の関節が赤く腫れて激しい痛みに襲われる病気です。体の中に増えた尿酸が血液の中に溶けづらくなって、関節内に結晶を作ることが原因といわれています。発作は1週間程度で軽快しますが放っておくと半年程でまた発作を来し、次第に腎臓などの内臓にも尿酸が蓄積して腎障害や血管障害を来してきます。痛風にかかるのは99%が男性で、従来は中高年に多いといわれてきましたが最近は30歳代で発病する人が最も多く、若年化する傾向にあります。

痛風を起こさなくても危険

高尿酸血症を痛風発作がないからと放置しておくと、3年経過後から4~5人に1人が何らかの腎障害を起こすといわれています。また、尿酸値が7.0mg/dl以上の人は未満の人に比べて脳卒中発生率が2.5倍、狭心症などの虚血性心疾患発生率は4倍と高く、それらの疾患による死亡率も同程度に高くなっています。尿酸値を7.0mg/dl以下に保つことは将来の病気を予防するうえでも重要です。

尿酸値が8.0mg/dlを超えたら薬による治療を!

痛風の発作があれば尿酸値を6.0mg/dl程度に維持する治療をする必要があります。症状がなくて尿酸値のみが高い場合には7.0mg/dlから8.0mg/dlの間は、生活環境を変えてみるのが第一です。8.0mgを超えたら薬による治療を考えたほうが良いでしょう。9.0mg/dlを超えていたら薬を飲むしかありません。

高尿酸血症の原因と対策

尿酸値の値は遺伝的影響を受けています。血縁者に痛風の方がいれば今後尿酸値が上がる危険が高いと言えます。しかし、日本で痛風が増え出したのは食事が洋風化した昭和30年代以降からで、痛風は贅沢病とも言われています。また、食事を食べるのが早かったり、1回の食事量が多い方、肥満傾向の方に尿酸値が高い傾向が見られます。食事をゆっくりと適量とって標準体重を維持することが必要といえます。ただ、かつていわれた食事内容の制限は、あまり意味がないといわれています。ただ、アルコールの摂取は尿酸を高くします。特にビールは焼酎などの蒸留酒の約500倍のプリン体が含まれます。ビールの飲みすぎには特に注意しましょう。

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