足の疲れやむくみ

「足が疲れる」[足がむくむ]「足が痛い」「足がだるい」などの症状は日常よく見受けられます。こんな症状を経験したことがないという人はいないのではないでしょうか。

しかし、こんな症状の中にもいろいろな原因が隠れています。激しい運動をしたあとの足の痛みは筋肉又はそれを包む筋膜の炎症でいわゆる筋肉痛です。また心臓病の方にも足のむくみが見られます。その中で、よくある長時間立ちつづけた後や仕事帰りの足のだるさ、むくみは足のうっ血により起こる場合が多いのです。よくある足の疲れとむくみをその原因から考えて解決法を探ってみましょう。あなたなりの解決法が見つかるかもしれません。

なぜ足に血液がたまりやすいのでしょうか

何気なく心臓から送り出された血液は体中を回って心臓に戻ってくると思っていますが、心臓から1メートルも下の足の血液はどうやって吸い上げているのでしょう。「水は上から下に流れるもの!」下から上にあげるにはやはりポンプが必要です。地下水をくみ上げるポンプのように心臓は下半身の血液を吸い上げます。しかし、組織の中を血液はゆっくりと流れて足に栄養を与えているので、この血液の流れを保つためには強い力で吸い上げるわけにはいきません。そこで、足の組織にも十分に血液を流した状態で足の血液を上にもどす役割をしているのが足の筋肉です。灯油をストーブに入れるポンプを思い出してください。一生懸命に握って離すと灯油が吸い上げられます。あのポンプで手がしている働きを足の筋肉の運動がしくれています。そしてさらに、あのポンプは管の中で逆流を防いでいる弁がポンプの働きで重要な役割をしているのです。もし、小さな弁が壊れたらポンプは灯油を吸えなくなってしまいます。同じく足の静脈の中にも弁があって同様に重要な働きをしているのです。

  • (1)心臓の吸い上げる力
  • (2)足の筋肉が動く力
  • (3)足の静脈の中の弁による逆流防止の力

これら3つが協力して足の血液を心臓に戻しています。ということはこれら3つの働きのどれかが悪くなれば足の血液は心臓に戻りづらくなって血液がたまりやすくなるのです。

原因の一つは筋肉…

心臓の吸い上げる力が弱くなるということは、心臓の働きが低下していること。つまり心不全です。足のふくらはぎばかりでなく下半身がいつもむくんできます。すぐにお医者さんに相談して適切な治療を受けなければ命にかかわります。

ということは、よくある「足のむくみ」は足の筋肉の働きか血管内の弁の異常が原因といえます。足の血管の構造を見てみましょう。動脈から足に流れ込んだ血液は、毛細血管となって組織の中をめぐった後、静脈に集まっていきます。この足の先からの血液を心臓へ戻す静脈は皮膚の下つまり足の表面を走る血管と、筋肉の中を走る血管とがあります。この筋肉の中を走る静脈がポンプの役割をしてくれるのです。実際、立っているときに足の先の静脈の中には心臓と足との高さの差(約120cm)の水柱と同じ圧力がかかっています。それが、歩き出すと40cmの水柱と同等の圧力まで低下することが知られています。筋肉の動きがポンプを押す力となってたまった血液を心臓に送り返しているのです。もし、この静脈が塞がるような病気になったら、足には血液がたまって、むくんでくるはずです。また、足の筋肉の運動や力が弱かったときにも、足の静脈には血液がたまり気味になり、足の腫れ、痛み、疲れなどを引き起こしてきます。

静脈弁が悪くなると下肢静脈瘤

足の表面の静脈と筋肉の中の静脈がつながって、表面の血液を奥の太い下水道である筋肉内の静脈に流しています。その繋ぎ目に逆流防止の弁があります。特に足首の周囲には表面から筋肉の中に通じる血管が発達しています。もし、この弁の一つの機能が悪ければその部分で下から押し上げられてきた血液は、浅い部分の静脈に逆流します。表面に多量の血液が逆流するので静脈が膨れ上げって瘤のようになってしまいます。これが下肢の静脈瘤です。

このように、はっきりと静脈瘤やむくみを出さなくとも血液が停滞して新しい血液が供給しづらくなれば、酸素が足りなくなって痛みも出てきます。横になって足を上げれば、流れがよくなり、足の痛みも取れるというわけです。

対策と治療

これらの足の痛み、むくみ、疲れを取るには、血液の鬱滞(うったい)を取り除いて循環をよくしてやることです。そのためには、足を高くしていることがいちばん簡単な解決策です。しかし、足を上げて仕事をするわけにはいきませんよね。そこで弾力性ストッキングが用いられます。弾力性ストッキングは静脈圧の一番高い足首を強く圧迫し、上に行くにしたがって徐々に圧迫する圧力が低くなるよう設計されたストッキングです。そのため、静脈は順次圧迫されてポンプ作用を復活します。上のほうが強ければ採血をするときに心臓に近い部分を縛るようにかえってうっ血が強くなってしまいます。いかに適切な圧力で下から順に圧迫していくかが大事なポイントです。信頼できるメーカーが開発した製品を用いることが大切です。

このように足の疲れやむくみ等の不快な症状には、弾力性ストッキングが有効です。これは、病院でも下肢の静脈瘤の治療で最初に行う治療法です。しかし、いままでお話したように、筋肉の働きをよくするだけでもだいぶ解消されるはずです。ストレッチや、ウォーキングで足の筋力を鍛えることも大事なことでしょう。

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