胃の調子が悪いのですが

現代はストレスの時代。コンピューター、OA機器に囲まれ、時間に追われて働いていれば胃の一つも痛くなろうというものです。現代病ともいえる胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎をのぞいてみましょう。

胃が痛む。胸やけがする。いつも胃が張った感じがする。食欲がない。下痢や便秘を繰り返す。等の症状で悩んでいるあなた。病気を知ることが安心の早道です。
適切な検査、治療、管理により、快適な生活を取り戻してください。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因は

胃の壁や、胃からでてすぐの十二指腸の壁に穴が開いていくのが消化性潰瘍という病気です。その原因の一つとして胃酸の分泌が多いことが挙げられます。ストレスや不規則な食生活などで胃酸の分泌が増えると、普段食べ物を消化する酸が胃や十二指腸の壁を傷めてしまうのです。

また、最近の研究でストレスなどによって胃の血管が収縮して血の巡りが悪くなることによって胃の粘膜の防御作用が弱くなって酸に侵されるとか、さらにはピロリ菌という細菌が胃の粘膜を傷めている事実も確認されています。そして、この消化性潰瘍は20代から50代の働き盛りによくみられる病気なのです。

ピロリ菌とは

いまテレビ、新聞、週刊誌でピロリ菌が話題になっています。ピロリ菌は胃の中で強い胃酸から自分を守るために、周囲にアンモニアをだしているのですが、このアンモニアが胃の粘膜を傷害して強い胃炎や、治りづらい潰瘍を作り出すのです。ただ、ピロリ菌がいても症状が全くない人もいます。ピロリ菌の除菌は慎重に行った方がよいでしょう。

潰瘍がなくても胃が痛む

最近の内視鏡検査の進歩によって、潰瘍のような症状を訴える方の胃の中の様子がよくわかってきました。従来潰瘍と言われて治療していた方の中に潰瘍がないのに痛みがある人がいることが解ってきて、欧米でも新しい疾患群として注目されています。萎縮性胃炎、表層性胃炎、急性胃粘膜病変などという胃の粘膜の炎症による痛みです。このような病変の方も、病気がないといって放置するのではなく、適切な治療が必要です。

胃の検査はバリウムか? 胃カメラか?

胃が痛いときに、まずどんな検査をした方がよいかは迷うところです。それぞれの検査に利点と欠点はありますが、胃の痛みなどの症状があれば、まず胃カメラ(内視鏡検査)をお勧めします。細かい胃の病変や粘膜の色調の変化などはバリウムによる胃のレントゲンでは見逃されやすいからです。現在の胃の内視鏡はCCDカメラによるデジタル映像で検査していますので、細かい病変もよく見ることができます。また、器械も非常に細くなって検査も楽にできるようになりました。それでも心配な方は、日本消化器内視鏡学会認定医、専門医の資格を持った医師に依頼されるとよいでしょう。豊富な経験を持っているのできっと楽に検査してもらえるはずです。

治療は飲み薬だけ…

現在は一部の極端な合併症を起こしていたり、難病の方を除いて、消化性潰瘍に対しては手術は行われません。適切な診断の基に薬を飲めば1週間以内には症状は収まるはずです。ただ、症状は収まっても潰瘍や胃の粘膜の炎症は収まりきっていないので、その後も薬を続ける必要があります。目標として潰瘍なら約6ヶ月、胃炎であれば2~3ヶ月は薬を続けてください。注射に通うなどの治療も必要ありません。

胃癌は治る病気

胃の病気でもう一つ心配なのは胃癌ですね。胃が痛んだとき「もし胃癌だったら」と心配になる気持ちはよくわかります。ただ、早期に発見された胃癌はほぼ100%治っていますし、進行癌となっても現代の胃癌の治癒成績は目を見張るものがあります。胃癌は治る病気になっています。

胃が痛む他の病気

胃の部分の痛みを専門的には心窩部痛といいますが、心窩部が傷む病気には胃の病気以外に胆石症、胆管結石、膵炎、大腸炎、過敏性大腸症、急性虫垂炎(盲腸)などがあり、お腹の病気はほとんど心窩部が痛みます。また、心筋梗塞、狭心症でも心窩部痛を訴える場合があります。胃が痛んだら、まず十分検査したうえで大きな異常がないことを確認して、安心した方がよいでしょう。

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